恐ろしい人たち。

  以前に「裁判官を買収する方法」の項で「日本の裁判官や検察はかなり恐ろしいのであまり甘く見ない方がよい」旨を書いた。

  さて、彼らよりも恐ろしいかどうかは分からないが、少なくとも同等程度に恐ろしい人たちが、現在全世界から喝采を受けているアメリカ司法省である。腐り切っていることは誰もが知っているが手を出せないでいたFIFAに対して、直接大きな被害を受けたとも考えられないアメリカが訴追に踏み切ったわけである。今からかなり面白いショーが始まるので期待に胸が高鳴る。なぜなら、もともと恐ろしい司法省だが、彼らはむろん手加減するつもりは微塵もないからだ。彼らはとことん、徹底的にやる。FIFAの何人が逮捕されるかとても楽しみだ。(なお、勇気がある人は、ぜひ彼らの買収に挑戦してみてほしい。それも我々一般の観客にとっては楽しい見世物となろう。)

 

  ところで、あまり知られていないが、たぶんアメリカ司法省より恐ろしい組織がある。それがアメリカ財務省である。内情を知っているあるアメリカ人の次の言葉を引用しておく。「財務省ブラックリストに載るくらいなら、テロ組織に指定された方がまだましだ。」なぜなら、アメリカ財務省ブラックリストに載った場合、アメリカの銀行のみならず全世界のすべての銀行で今後一生涯、口座が凍結される(新規口座の開設もできなくなる)からである。

  アメリカは怖い国である。甘く見ると(見ないと思うけど)大変なことになるので注意した方がいいですよ。